「シミュレーションゲーム」という言葉はゲームジャンルではない。きれいな画面もアクションもなかった。シミュレートできたとしても紙の上であり、グレイスゲームを説明する。まず、だからその時代に「サッカーのシミュレーションゲーム」がなかったのは当然である。そんな事をするより本当にサッカーをする方がずっと簡単で楽しかったからだ。ゲームのなかった昔の話である。「ときめきメモリアル」と「大戦略」と「電車でGo!」はどれも「シミュレーション」と呼ばれるが、何をシミュレートするかによってゲームは大きく違うため、もともとの「シミュレーションゲーム」の定義は「現実の戦争を忠実に再現するゲーム」だった。グレイスゲームを追求していくと、これほどあいまいな言葉が使われるわけは歴史的経緯にある。現実を忠実にシミュレートするというのは大変骨の折れる作業だった。到底ひとくくりにできないからだ。それらに似たところはほとんどない。